システムエンジニア
行政と金融機関をつなぎ
新たなサービスを創出
潜在ニーズをさぐり
次なるコア事業に育てる
Y.H
室長
環境情報学部
情報メディア学科卒
2008年入社
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2012
流通系銀行のコールセンターシステム更改案件に従事。入社以来、システムの開発担当として勤務してきたが、このとき初めてプロジェクトリーダーを務める
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2016
新規事業企画部門に異動し、事業企画やショールーム運営に従事。SE職から企画運営職に移行したことで、ビジネスに対する視野が広がった
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2020
現部署に異動し、行政・金融機関向けのプラットフォームサービスのシステム開発担当に。以降、同部署内で事業運営担当や事業責任者へとキャリアアップ
学生時代の専攻が情報系だったので、就職活動ではIT関連業界をターゲットに考えていました。SocioFutureの存在を知ったのは、所属していた体育会のOBから声をかけてもらったからです。直接の知り合いで信頼している先輩だったので、「風通しが良くて働きやすい」「チャレンジ精神旺盛な会社」という話には説得力がありましたし、話しぶりからも伸び伸びと働けている様子が伝わってきました。そのような会社なら、自身も前向きに職務に臨めるはずだと思ったため、迷わずに入社を決意しました。
実際に社風は先輩から聞いたとおりでしたし、自分を推薦してくれた先輩の期待にも応えたいとの想いも原動力になって、頑張ることができました。当時の選択は正しかったと思っています。
所属部署では、行政機関向けのシステム開発と開発後の事業運営を手がけています。SocioFutureでは、各種給付や納税などの振り込み手続きを簡略化するような、自治体と金融機関の双方をつなぐプラットフォームを開発しましたが、現在はこのサービスを主軸に事業を展開しています。私自身は、部門の責任者を務めつつ、提案の立案や各自治体・金融機関への働きかけ、開発案件のプロジェクト管理なども兼任しています。
行政機関や自治体へのアプローチは社内初の取り組みなので、人的ネットワーク構築も含めてすべてが手探りになります。また、導入するシステムは大規模かつ複雑でもあり、そんな点でも苦労があります。一方で、今後のSocioFutureを支えるような新たな道を切り拓いているという実感を得られるため、大いに手ごたえを感じています。
入社5年目に、初めてプロジェクトリーダーの役割を担いました。仕事の割り振り方や案件の進め方を自分なりに熟考してメンバーに示したつもりでしたが、なかなか現場の理解を得られない、ということがありました。そのため、思ったようにプロジェクトを進めることができず、結局、上司に相談していったんリーダーを外してもらうことにしました。「自分は正しいはずなのになぜ…」とかなり気を落としました。ところが、その後に受けたマネジメント研修で、これは新人リーダーがよく陥る失敗なのだと知り、あるべき推進法について学びました。当時の私の問題は、メンバーの立場になって考えないまま、自分の指示を押し通そうとしていたこと。その気づきを得たことは自身を大きく変えました。
その後、同案件のリーダーに復帰しましたが、進んで各メンバーと会話を交わし、意見や想いを聞きながら進めたことで無事完遂に至りました。対話や相互理解の大切さを実感できた貴重な機会になりました。
キャッシュレス決済の浸透が広がるなか、ATMの需要は減少傾向にあります。このため、「ポストATMの強化」はSocioFutureの喫緊の課題のひとつです。当面の目標は、現在担当している事業を会社のコア事業に成長させることです。行政機関や自治体にはまだまだ潜在ニーズがあると感じているので、業績を伸ばすポテンシャルは十二分にあります。これは裏を返せば、当社がそのニーズにキャッチアップできていないことも意味します。私自身はもちろんですが、所属部署のメンバー全員、ひいては全社をあげて意識を高めるため、積極的に社内外に発信していきたいですね。
長期的には、いずれは経営に携わる立場になり、会社全体を成長に向けて動かすことで、様々なチャンスを与えてもらってきた恩返しをしたいと思っています。